この世界の誰でもいいから
確かな糸で繋がっていたい
蜘蛛の糸に 首をくくられて
生きていることを教えられる
喉元に力を込めて
脈拍を感じていたい

我は生きる屍

2008.09.07 
いつか手放すような幸せは要らない
初めから望まないよ
私は寂しかった
求めていた
でも欲しくない
優しさなんか要らない
私は弱い
冗談を笑って流せる程
心は出来ていないよ

どうかこの心臓を直に掴んで

そのまま

握り潰してよ

2008.08.20 


届けたかった言葉
大好きだよ、って
恥じらった僕
思いきり蹴飛ばして

溢れた涙
ごめんね、って
空を見上げる僕
それでも頬を伝って零れた

届かなかった気持ち
逢いたい、って
何度も願う僕
君の笑顔は戻らない

思い出を大切に
もうすぐ思い出になってしまうから

2008.08.15 


拒絶、出来ない
耳を塞いでも防ぎきれない
確実に近付いてくる足音
幾度振り返れども誰も居ない

虚空を引き裂いて
闇を掻き分けて
終わりのない逃走劇
今日がいつなのか
私が誰なのか
記憶の欠片を落としながら
ひたすら走る

疲れなど感じていない
力が湧いてくる気がする
しかしどのくらい走り続けたのだろうか
ふと、立ち止まる

ひとつとても気になることがある
私は何者であったのか、と

終わらない逃走
終わりのない悲劇
リタイアの赦されない絶望のレールの上で
私は私であることを次第に忘れゆく

まるで目に見えぬ何かに支配される操り人形であるかの如く。

2008.07.15 


名前があったなら
探してくれるだろうか
誰よりも輝いていたなら
見付けてくれるだろうか

遠い漆黒の闇からいつも見ている

いつか君が億千ものなかから見付け出してくれたなら
僕は君に逢いに行けるかな

嗚呼、こんなにも胸を焦がしているのに

届かぬ手

淡い想いを乗せて

2008.07.14